富岡市小桑原の小桑観音堂。

小桑観音堂は得成寺の僧・亮賢が、徳川綱吉の守り本尊として開基したと伝わる。得成寺は小野小町が開基したと伝わるお寺。(「小野小町の開基・小町山得成寺」参照)

比較的新しい山門には仁王像が鎮座している。



本堂は平成8年(1996年)に改築されている。正面の扁額は江戸時代の儒学者・東江源鱗(とうこうげんりん)の書である。
厨子が少し開いていて、ご本尊の十一面千手観音像が見えた。昔から子授け・安産の観音様として信仰されている。近郷のみならず、遠方からも多くの参拝者が訪れる。


本堂裏手の一段高いところに石仏群が安置されている。中心の如意輪観音石像は、南の「仏法谷」と呼ばれる谷の奥にあったものを盗人が持ち出したが、余りの重さに仏法谷の堤に捨てたのを村人が見つけ仏法谷の出口に置き、後にこの場所に移したといわれている。
周りに石仏が多くあるが、子どもを授かりたい人はここから1体借り受け、抱いて眠ると子どもを授かるといわれる。そして、子どもを授かったら借りたものと新しいものの2体を奉納する。
ところで、先ほどの観音石像の逸話(仏法谷から盗み出されて云々)は、本尊の十一面千手観音像のことだとする説もある。
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