前橋市馬場町の稲荷神社。

馬場稲荷神社の由緒は不明。



一の鳥居の扁額には「稲荷大明神」「雷電王」「山神十羅刹」、二の鳥居には「天王宮」。天王宮は後から合祀されたときに、元の鳥居を持ってきたのだろう。



拝殿と本殿。

鳥居の東側にある「あ・うん石仏」。2体で「阿形」「吽形」を表している。風化が進んでいるのとコケが覆っており分かりずらいが、向かって右が阿形、左が吽形と思われる。


馬頭観音。三面六臂で表情は憤怒相で表されている。手には剣や蓮華などを持ち、胸の前で印を結んでいる。台座に寛延4年(1751年)の銘がある。

馬頭観音の台座の脇にも馬頭観音がある。こちらは一面二臂。


お堂の中にはお地蔵さんなど、いくつかの石仏が納められている。前橋市の文化財に指定されているあ・うん石仏は露座なのに。どういうお地蔵さんなのだろう?
馬場稲荷神社の境内東側には多くの石仏・石像があるが、東隣にはかつて(江戸期)観音寺というお寺があったとのことなので、その名残かもしれない。
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