高崎市上大島町の安養寺跡の笠塔婆。

安養寺跡の笠塔婆 (1)
安養寺跡の笠塔婆 (2)
この笠塔婆は、高さ94cm、幅34cm、厚さ29cmの安山岩製。正面下部に文永元年(1264年)の銘がある。群馬県内最古の笠塔婆である。

安養寺跡の笠塔婆 (3)
正面に阿弥陀如来像半陽刻されている。実は左右の側面にも不動明王像、毘沙門天像が線刻されていたのだが、見落としていた。

安養寺跡の笠塔婆 (4)
ここは安養寺というお寺だったらしいが、現在は上大島町の公民館になっている。

安養寺跡の笠塔婆 (5)
安養寺跡の笠塔婆 (6)
笠塔婆の横には石塔群、公民館脇には六地蔵が残されており、寺跡であることを偲ばせる。ただ六地蔵は相当新しそうだが。

公民館の西(?)の民家庭先にも石塔が数基見えたので(もちろん入っていない)、安養寺もそれなりに大きかったと思われる。