安中市松井田町原の白鬚神社。

白鬚神社 (1)
白鬚神社 (2)
白鬚神社の創建は不詳だが、景行天皇40年(110年)日本武尊の創建との伝承がある。これは坂本の八幡宮と同じ由緒。(「安中市松井田町坂本・八幡宮」参照)

明治41年(1908年)に碓氷峠の熊野神社に合祀されたが、昭和21年(1946年)に分離され旧地に祀られている。

白鬚神社 (3)
白鬚神社 (4)
白鬚神社 (5)
社殿の建立年などは不明。

白鬚神社の創建には日本武尊の伝承が残っている。日本武尊が東征からの帰途、当地で山の神が白鹿に化けて日本武尊の進路を妨げた。日本武尊は蛭を投げて応戦したが、霧が発生し進退窮まった。すると剣を持った白髭の老人が現れ、白鹿を撃退したので日本武尊は霧から脱出することができたという。日本武尊はこれを猿田彦命のご加護と考え、石祠を建て祀ったという(白鬚神社の主祭神は猿田彦命である)。