安中市原市の宝珠山真光寺。

真光寺は安中忠政が祈願所として創建。自身の信仰仏である弥勒菩薩を本尊としたといわれる。
天保3年(1832年)に火災で焼失。


梵鐘は原市の仁井与惣衛門が寄進したもの。安中藩主・板倉勝暁(在位 安永9年:1780年~寛政9年:1792年)の代に「時の鐘」として許可され、鋳直し天明元年(1781年)から撞かれている。
天保3年の火災後も、昼夜怠らず時を知らせ続けたことから、先の大戦においても供出を免れることができた。

現在、鐘楼は本堂隣にあるが、元々は中山道からの入り口すぐの東側にあった。
安中市では、この真光寺の鐘以外に、称名寺、桂昌寺の鐘も供出を免れている。
「安中忠親の墓 -安中・桂昌寺-」
「金井兵部重久鋳造の梵鐘 -称名寺-」

墓地内に「書家 仁井楽圃の碑」があった。申し訳ないがどのような方かは不明。仁井という名から、梵鐘を寄進した仁井与惣衛門の関係者(末裔)かも。
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