安中市中宿の諏訪神社。

中宿諏訪神社 (1)
中宿諏訪神社の創建は天正年間(1573~93年)と伝わる。

中宿諏訪神社 (2)
中宿諏訪神社 (3)
中宿諏訪神社 (4)
当地を治めていた安中氏は、永禄5年(1562年)武田氏に服属していることから、領内に諏訪神社を創建したと考えられる。(武田氏が諏訪明神を守護神として信奉していたため)

この辺の事情は、小幡氏が領内(富岡・甘楽)に諏訪神社を多数勧請しているのと同様と思われる。

中宿諏訪神社 (5)
中宿諏訪神社 (6)
境内の御嶽山座王権現。多数の白狐が奉納されていた。御嶽山と白狐の関係は分からない。

中宿諏訪神社 (7)
明治天皇が明治11年(1878年)北陸・東海巡幸のおり、当地で小休止した際に腰掛けた石がある。

中宿諏訪神社には、明暦年間(1655~58年)に始まる「糸繰り灯籠人形」が伝承されている。和紙製の人形の中にカンテラを灯し糸で操る物。明治時代に途切れたが、昭和28年(1953年)に復活し、現在も不定期に境外公演されている。