北群馬郡吉岡町南下の下八幡宮。
下八幡宮は嘉禄元年(1225年)足利義胤が桃井郷の地頭に任命され、鎌倉(鶴岡)八幡宮の分霊を勧請し創建。足利義胤はこのとき桃井義胤を名乗るようになった(義胤の父・義助が山子田に桃井城(桃井西城)を築いた際に、桃井を名乗ったともいわれる)。
社殿裏にある石祠。
石祠は高さ102cm、棟幅86cm、奥行き99cm。棟の両側に鬼面が彫刻されている。寛永12年(1635年)の銘がある。
鬼面というわりには、風化が進んでいるせいか柔和な表情をしている。解説版には「能面の翁のような顔立ち」と書いてあった。
境内の大ケヤキ。樹齢などは分からないが、中央部に大きな樹洞ができている。樹洞と言うにはえぐれ過ぎかな。後ろの桜の花が重なってしまっているが、桜の木ではないので為念。
下八幡宮には関白竜天流の獅子舞が伝わっており、室町時代からともいわれている。獅子頭は大きく、螺旋状に彫刻された角を持つ珍しい形状をしている。
コメント