北群馬郡榛東村新井の八幡宮。

新井八幡宮 (1)
新井八幡宮 (2)
新井八幡宮は嘉禄2年(1226年)桃井義胤が鎌倉八幡宮を勧請し、桃井八幡神社として創建されたという。鎌倉八幡宮とは鶴岡八幡宮のこと。

新井八幡宮 (3)
新井八幡宮 (4)
現在の社殿は明治41年(1908年)の再建。再建と言っても、群馬郡倉賀野町(現在の高崎市倉賀野町)の大杉神社の社殿を買収・移築したもの。大杉神社は明治40年(1907年)に町内の八幡宮(井戸八幡宮)に合祀されている。

社殿購入に関して、当時の逸話が残っている。大杉神社の社殿は彫刻も施された立派なもので、解体し運んだ後いざ組み立てようとしたら、余りに複雑なため費用がかさんでしまった。そこで一部の彫刻を取り付けないで売却したところ、購入・組み立て代金以上の金額で売れたという。旧新井村(当時は他村と合併し桃井村)の人々は大いに喜んだとされる。

その裏で、大杉神社側(倉賀野町の人々)はこの件(金額の話)を知っていたのだろうか?

新井八幡宮 (5)
新井八幡宮に伝わる太々神楽は、明治のはじめに前橋・総社神社から伝承されたもの。現在も例大祭時に15座程度が奉納される。

新井八幡宮 (6)
新井八幡宮 (7)
新井八幡宮 (8)
八幡宮の近傍は「八幡ほたるの郷」として整備されている。

もともと、この湧き水を八幡宮参拝の手洗いに使用したことが新井村の由来となっている。