甘楽郡甘楽町天引の諏訪神社。


天引諏訪神社は天正4年(1576年)に信州・諏訪神社より分霊を勧請したとされる。国峰城主・小幡氏が武田氏に従った際、領内に多数の諏訪神社を勧請しており、そのひとつと考えられる。(武田氏が諏訪明神を守護神として信奉していたため)


石段を登ると立派な割拝殿がある。


現在の社殿は昭和6年(1931年)の建立。

参道の桜。創建時に植えられたといわれているので、樹齢は400年以上。根周り3.7m、目通り3.5m、樹高約10m、枝張り10m。地上3mで幹が2本に分かれ、東側の分岐した幹は病虫害のため切断され、残念ながら昔日の面影はない。
江戸時代、年貢を納める割当てを桜が開花する時期に行っており、この桜が満開の年は豊作になるといわれた。そのため作物の作況を占う「奉行ザクラ」と呼ばれれる。
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