渋川市赤城町津久田の赤城護国神社。
津久田赤城神社の社殿横にある。(「渋川市津久田・赤城神社」参照)

赤城護国神社 (1)
赤城護国神社 (2)
赤城護国神社の社殿は、天皇・皇后両陛下の御真影奉安殿として大正10年(1921年)に敷島小学校(現津久田小学校)に建築されたもの。昭和20年(1945年)以降、倉庫として使用されていたが、昭和49年(1974年)津久田小の新校舎建設に伴い、現在地へ移され護国神社として旧赤城村北地区の戦没英霊を祀っている。

間口2.1m、奥行き2.16m、高さ3.3mの桟瓦葺、入母屋土蔵造で、正面に観音開きの鉄扉が付いている。屋根は面積に合わせた特注の藤岡瓦、壁は中に金網を塗り込め、表面は大磯産の黒石を用いた洗い出し仕上げ、その他の資材は赤城村産を用いている。

当時の代表的技巧による建築で、貴重な文化遺産である。