伊勢崎市上蓮町の栗庵似鳩(りつあんじきゅう)の墓。

栗庵似鳩の墓 (1)
栗庵似鳩の墓 (2)
栗庵似鳩の墓。
似鳩は大阪生まれの俳人で、明和8年(1771年)に俳諧行脚の途中、那波郡上蓮沼村(現上蓮町)に立ち寄ったのが縁で、この地に庵を結び、「喰つみは秋もてなさん軒の栗」と詠み、庵を栗庵と名づけた。

以来、蕉風俳諧の普及に努め、弟子の数は500人を超えたとされる。寛政9年(1797年)62歳で没している。

墓は似鳩の7回忌に弟子たちにより建てられたもので、表面に「雪仏生まれ時の 顔に似よ 似鳩」と辞世の句が刻まれている。