伊勢崎市境保泉の勝山神社。


勝山神社は和銅年間(708~15年)、穂積親王が東征のおり当地で天照大神と素戔嗚命を奉祀し、東征成就を祈願したのが始まりという。ちなみに、穂積親王は天武天皇の第5皇子。




両脇に鞘殿を備えた拝殿。天保年間(1830~44年)に、弥勒寺音次郎が造立したもの。やはり彫刻も立派だ。内部の格天井絵は金井烏洲の筆。


弥勒寺音次郎が奉納したと伝えられる木組み灯籠。灯籠は通常石造が多いが、木組みの灯籠は珍しい。木組み灯籠は元旦や例祭などでは、拝殿前に飾られる。
弥勒寺音次郎は名工と称えられている宮大工。同時に彫刻も手掛け、伊勢崎・平塚赤城神社本殿や太田・冠稲荷神社の聖天宮など、素晴らしい彫刻を残している。
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