吾妻郡中之条町伊勢町の伊勢宮。

伊勢宮 (1)
伊勢宮(伊勢神宮の略称)の創建は不明だが、この地には戦国時代在地領主・狩野氏の中条城(吾妻城)があったとされ、その中に祀られていたのが伊勢宮である。

伊勢宮 (2)
伊勢宮 (3)
伊勢宮 (4)
伊勢宮 (5)
1月の「鳥追い祭」や8月の「祇園祭」では、伊勢宮で太鼓や山車をお祓いしてから祭りの行事を行う。

「鳥追い祭」は田畑を荒らす害鳥を追い払い豊作を祝う祭りで、慶長9年(1604年)から始められたといわれる。中之条町の鳥追い祭は、県下最大の鳥追い行事である。

伊勢宮 (6)
拝殿には弓矢が奉納されていた。

伊勢宮 (7)
伊勢宮の境内には目通り2~3mの杉の木が40本、目通り4mのケヤキの木が1本あり、神社境内の景観を守るため、町の天然記念物に指定されている。