伊勢崎市磯町の十二所古墳。

十二所古墳 (1)
十二所古墳は全長約48m、前方部約18m、後円部径約30mの前方後円墳である。約6mに周堀がめぐっている。

昭和初期に後円部墳頂が調査され、凝灰岩や内部が朱塗りの石棺が発見されているが、全体は未調査のため詳細は不明。築造年代は5世紀末と考えられている。

十二所古墳 (2)
墳丘面には河原石や埴輪の散布が認められることから、葺石や埴輪が配されていた考えられる。

蕨沢川と鏑木川に挟まれた峯岸山から南方に連なる丘陵を中心に多くの古墳が分布している(峯岸古墳群)。十二所古墳は峯岸古墳群の中では、中心的な存在である。