伊勢崎市戸谷塚町の諏訪神社。
戸谷塚諏訪神社は、建久4年(1193年)那波宗元(政広)が信濃国諏訪大社から分霊を勧請したといわれる。那波宗元は鎌倉幕府の政所初代別当・大江広元の子である。
こじんまりとした社殿だが、本殿には数々の彫刻が施されている。
本殿の彫刻は素晴らしい。ただ、ちょっと見ずらい・・・。この彫刻は大谷政五郎秀国とその弟子・飯島初五郎昉義の作である。棟札が残されている。
写真の彫刻の題材(故事)はまったく分からないが、柄杓を持った人が大きな酒壺から酒をたらふく飲んでいるように見える。
那波氏は室町期に田畑が荒廃したのを憂いて、堀口町の飯玉神社を総本山として、99社もの飯玉・飯福神社を領内に分祀しているくらい信心篤く領地経営を行ったようだ。
コメント
コメント一覧 (2)
ありがとうございます。
神社などで素晴らしい彫刻を見ても、知識がなく題材がいつも分かりませんでした。