渋川市元町の虚空蔵塚古墳。
虚空蔵塚古墳は径13mの円墳で、榛名山二ツ岳の噴火(6世紀後半)により噴出した軽石層の上に造られている。古墳時代末期(7世紀後半)の築造と推定される。
前庭部は扇羽状に広がっている。石室は羨道はなく、玄室は幅1.3m、奥行き3.3m、高さ1.9m。石は直角に切られた截石で積まれ、床面にも敷きつめられている。
石室内には、後の時代の虚空蔵菩薩が祀られており、これが古墳名の由来である。
虚空蔵塚古墳を含むこの付近一帯は、明治初期まで如来寺という寺の寺域だった。そのため、歴代住職の墓や宝篋印塔や五輪塔(残骸)が残っている。
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