前橋市東片貝町の能満虚空蔵菩薩。
片貝神社の境内(というか社殿横)に祀られている。
(片貝神社は「前橋市東片貝町・片貝神社」参照)

片貝虚空蔵地蔵 (1)
片貝虚空蔵地蔵 (2)
片貝虚空蔵地蔵 (3)
慶応4年(1868年)の神仏判然令により、片貝神社に祀られていた虚空蔵菩薩像が安置されている。

片貝虚空蔵地蔵 (4)
片貝虚空蔵地蔵 (5)
虚空蔵菩薩が丑(うし)・寅(とら)年の人の守り本尊とされることから、お堂の前には「牛像」と「虎像」が置かれている。

片貝虚空蔵地蔵 (6)
お堂の献額。右側は何かの故事だろうか?

片貝虚空蔵地蔵 (7)
虚空蔵尊鰻池。鰻は虚空蔵菩薩の使者や化身という理由から、虚空蔵菩薩を祀る地域および丑・寅年生まれの人は鰻を食べないという風習がある。片貝地区の住民も鰻を食べる者はいなかったという。

また、眼病治癒に霊験あらたかな事から難病や眼病の治癒祈願のため鰻を奉献する事を誓い、大願成就したら鰻をこの池に放流した。現在でも沢山の信仰者からこの池に鰻が奉納されている。

ちなみに、能満虚空蔵菩薩とは虚空蔵菩薩の5つの智恵を5体の菩薩像で表したもの(五大虚空蔵菩薩)の中の宝光虚空蔵菩薩のこと。