桐生市新里町大久保の成田山赤城寺。

成田山赤城寺は、その山号が示す通り千葉の成田山新勝寺の末教会。赤城大教会というらしい。
ある時、霊能力に目覚めた初代住職が成田山で修行し開いたといわれる。初代住職は色んな意味でキャラが濃かったようだ。それは追々。



本堂前に立派な不動明王が鎮座していた。火炎光背が赤くなっており、これは不死鳥を表しているらしい。不動明王と併せ「無限の力」を表現しているという。

植木が赤城寺と刈り込まれていた。写真には写っていないが成田山の山号も。
赤城寺はシャクナゲが有名である。現在5000株を超える様々なシャクナゲが植えられており、県内では他に例を見ない規模の大きさを誇る。見頃の4月から5月にかけては花見客で賑わう。しかし訪問したのは真冬。シャクナゲの季節ではない。実は、赤城寺にはもうひとつの顔があり、それがB級スポット寺院。
色んなものがあるので、紹介する。もちろんきちんとした施設もあるけど、ちょっと不思議系(笑)もあり。

山門前にある大黒招き猫と変なオブジェ。

奉納者は志村けん!

その先には「世直しトップ地蔵」。その姿は漫才師・コロムビア・トップ。先代住職と知り合いだったらしく、そんなことから奉納されたらしい。


境内にある「観音霊場願掛け御砂踏所」。各地の観音霊場の砂を持ち寄り(敷き)、それを踏むことで霊場めぐりができるというもの。

真ん中あたりまで進むと、突然シャボン玉が噴き出してきた。人感センサーでスイッチが入るようだが、シャボン玉の勢いが弱い・・・。他の方の訪問記を見ると勢いよく噴き出しているので、機械の劣化かシャボン液不足。別の意味で残念。

遊歩道(?)に置かれた多くの不動明。すべて寄進されたもの。

鐘楼。この鐘は電気スイッチで自動で撞かれるらしい。参拝者は撞けない。


江戸時代の制作とされる不動明王。


まゆ玉大黒堂。由緒も何も分からないが、大黒さんの前には奉納された酒樽が並ぶ。


出世金成稲荷大明神。ある日この地に大日如来が降霊し、金成様を祀れと指示があったらしい。参拝すると出世できるのかな?

あっちゃん地蔵尊と書かれた水子地蔵。あっちゃん??

写真の右隅に移っているのが、初代住職の銅像。自分で建てたのか、現住職が建てたのかは不明だが・・・。
先にも書いたが、赤城寺はシャクナゲが有名で、桐生市のHPにその見頃が掲載されるほどである。それと境内の様々なものとのギャップが何とも言えない。
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