甘楽郡下仁田町馬山の不通(とおらず)渓谷。

不通渓谷 (1)
鏑川にかかる不通橋の上流に、20m以上の崖が約500mも続いている。この辺りを不通渓谷というらしい。なぜ不通(とおらず)なのか由来は知らないが、昔は橋もなく河原へも降りられず渡れない(通れない)からかな。

ちなみに、行ったときは橋のたもとで崖が崩れたらしく、本当に不通となっていた。

不通渓谷 (2)
不通渓谷 (3)
不通渓谷 (4)
泥岩や砂岩が露出しており、確かに渓谷っぽい。この付近は下仁田構造帯の中心部で、南蛇井層が広く分布しているらしい。

不通渓谷って全然知らなかったけど、けっこう壮観な眺めだった。紅葉の時期には訪問客も多いという。

不通渓谷 (5)
不通渓谷 (6)
不通橋から下流側を見ると、一転川の流れは穏やかになっている。岸辺の岩の上に鳥が止まっていた。知識がないので種類は分からず。

不通渓谷 (7)
もう少し良い写真が撮れる場所はないかと、ちょっと橋からそれて農道みたいな所に入ってみた。イノシシ用と思われる罠があった以外は逆に渓谷が見えずらいという結果だった。けっこう草にまみれた。

この記事を書くためにいろいろ調べていたら、不通橋は心霊スポットになっているらしい。橋を渡る際に幽霊を目撃したとか、橋の下から携帯の着信音が聞こえたとか、いくつか噂があるらしい。