安中市板鼻の岸丘山称名寺。

称名寺 (1)
称名寺 (2)
称名寺 (3)
称名寺は天徳元年(957年)慈彗大師の開山、徳定の開基と伝わる。

称名寺 (4)
称名寺 (5)
梵鐘は、元は称名寺の境内寺の泉徳寺の鐘であったが、明治初期に泉徳寺が廃寺となったので、称名寺に帰属している。地元の鋳物師・金井兵部重久の代表的な作品である。

撞座の連弁三鈷杵の特殊な組み合わせや文様下帯の蔓草模様が珍奇であるなど美術的な価値が高い。そのため、戦争中の供出を免れている。宝永5年(1708年)の銘がある。

称名寺 (6)
行ったときは彼岸花が満開だった。彼岸花はその名の通りお彼岸前後に開花する。確か、アルカロイド系の有毒植物だったと思うので、むやにみに触れたりすると吐き気や下痢を引き起こす場合がある。ひどい場合には麻痺して死に至ることもあるらしい。けっこう怖い花なんだね。