安中市松井田町下増田の光輝山寶蔵寺。

宝蔵寺 (1)
寶蔵寺は仁寿2年(852年)に慈覚大師円仁により創建されたと伝わる。当時は増田山法蔵寺といった。その後荒廃したが、文永2年(1265年)重舜が開山する。そのため年代は異なるが、重舜を開山・慈覚大師を開基としている。

文禄年間(1592~96年)に栄源法印が現在地に移転し堂宇を建立、光輝山寶蔵寺となっている。栄源は中興開基とされる。

宝蔵寺 (2)
宝蔵寺 (3)
大正11年(1922年)落雷により堂宇は全焼。現在の本堂は平成21年(2009年)の新築。

宝蔵寺 (4)
宝蔵寺 (5)
六地蔵や聖観音が境内にある。

江戸時代末には寶蔵寺で寺子屋が開かれていたらしく、山村地域の重要な存在だったと考えられる。