藤岡市白石の稲荷山龍泉寺。


龍泉寺は忠臣蔵で悪名高き吉良上野介義央の父・義冬によって創建されたと伝えられている。


旧白石村に吉良家は700石余りの領地を持っており、龍泉寺の西方約1.5kmには吉良氏の陣屋が置かれ、義央はこの陣屋で出生したとも伝えられ、産湯に使ったとされる井戸も残されている。 (「吉良上野介の産湯を汲んだ井戸」参照)
本堂には義央までの吉良家4代の戒名を刻んだ位牌が安置され、御朱印状が納められた三つ葉葵の紋章付の箱も現存している。
吉良上野介は忠臣蔵では悪人として演出されているが、実際には領民から慕われていた名君であった。あの浅野内匠頭長矩への「いじめ」は、ほとんどが創作なので史実ではないけど、今からイメージアップするのも難しいかもね。
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