高崎市八幡町の神通山大聖護国寺。

大聖護国寺 (1)
大聖護国寺は建保3年(1215年)定弘の建立と伝わる。定弘は醍醐寺で天皇の病気平癒の祈祷を行い、不動明王像を下賜された後、当地に下向し大聖護国寺を開基したという。

大聖護国寺 (2)
寛永年間(1624~45年)まで八幡八幡宮の別当寺であった。

大聖護国寺 (3)
大聖護国寺 (4)
寛文元年(1661年)、徳川綱吉が館林藩主になると、綱吉の母・桂昌院は帰依していた僧・亮賢を招き、大聖護国寺の住職(第24世)とした。延宝9年(1681年)には、亮賢に幕府の有する高田御薬園の地を与えて音羽護国寺を開かせている。

現在の大聖護国寺はかなりひなびたお寺になっている。江戸時代(特に徳川綱吉時代)の繁栄を考えるとちょっと残念かな。