佐波郡玉村町福島の玉村町15号墳。
玉村町15号墳は、もともと同町角渕の玉村ゴルフ場近くにあったが、調査後中央公民館に石室が移築復元されていた。しかし中央公民館が取り壊され、現在は玉村町文化センターに移築されている。
石室は榛名山二ツ岳から噴出した角閃石安山岩を互目積みした無袖形横穴式で総長は5.5m(玄室長3.3m、羨道長2.4m)。また、四隅には1石をL字状に成形して組み込むなど、高度な技術も用いられている。
玉村町には150基ほど古墳があったと推定されているが、昭和30年(1955年)以降の土地改良事業などにより、そのほとんどが失われてしまっている。
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