太田市新田木崎町の木崎宿色地蔵。

木崎宿色地蔵 (1)
木崎宿色地蔵 (2)
木崎宿色地蔵は高さ73cmの石地蔵尊で、風邪のはやる季節に亡くなった子ども達の霊を慰め、子ども達の成育を祈願して建立されたといわれている。

台座には施主名などとともに寛延3年(1750年)の銘が刻まれており、平成13年(2001年)に改築された茅葺のお堂に安置されている。

江戸時代の木崎宿には飯盛売女が多数おり、女たちは前借年季奉公で遠出が制限されていたことから、宿はずれのこの地蔵様によく参詣していた。そのため「色地蔵様」と呼ばれるようになったといわれている。

木崎音頭には
「木崎下町の三方の辻に、お立ちなされし石地蔵様は、男通ればニコニコ笑い、女通れば石持て投げる、これがヤー本当の、色地蔵様だがヤー」
と唄われている(らしい)。