高崎市箕郷町柏木沢の蚕影碑。


明治20年(1887年)5月、60cmに及ぶ降雹があり、桑畑に大きな被害が出た。ちょうど養蚕期であったため蚕の飼育が困難となり、農家はやむを得ず丘に蚕を埋める苦渋の選択をした。蚕を葬った後には蚕影山大神を祀り、蚕の霊を慰めた。
蚕影碑は、このときの惨状を後世に伝えるため明治30年(1897年)に建てられている。養蚕が盛んな群馬らしい、蚕を祀る碑である。
それにしても雹が60cmも積もったとは驚きだ。
同様な碑
「霜災懲毖之碑 -絹笠神社-」
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