安中市松井田町新堀の旧松井田町役場。


旧松井田町役場は昭和31年(1956年)建築家・白井晟一の設計。平成4年(1992年)に新役場が完成、役場機能は新庁舎に移転。その後は公民館を経て文化財資料室として、町内の遺跡などからの出土遺物を展示していたが、現在は耐震強度上の問題から閉館している。

岩のような壁やカーブしたバルコニーなど、当時としては進歩的な建物であった。


切妻の大屋根を5本の円柱で支える姿は、神殿のように見えるため「畑のパルテノン」とも呼ばれていたらしい。

建物内の見学ができるか聞きに入ったが、先にも書いたように耐震強度の問題で不可であった(職員は常駐している?)。階段の写真は白井晟一。
オレのイメージにある松井田町と、この建物(町役場)がどうにも一致しない。簡単に言うと「この田舎町になぜこの建物が」ということ(笑)。新築時はかなり異彩を放っていたんじゃないかな。
かなり老朽化しているが、貴重な建築物なので補修をして後世に遺すことも考えた方がいいと思う。費用の問題はあると思うが松井田町は安中市になったので(2006年合併)、何とかなるんじゃないの?
コメント