高崎市吉井町矢田の天久沢観音堂。

永禄6年(1563年)武田信玄が西上州攻略の際に築いた陣城跡。現在は天久沢公園として遊具なども整備され、地元の方々の憩いの場所になっている。



この陣城に滞在中に、信玄の愛馬・天久(あまく)が死んだので、陣城内に天久を葬り馬頭観音を祀った。

観音堂横には、地元の小学生が描いたと思われる馬(天久?)の絵が奉納されていた。

観音堂内の天井には、まだ新しいと思われる天井絵が飾られている。素朴な感じなので、これも地元の方々の筆かな?



陣城跡には楕円形の馬場が整備されており、3月18日(天久の命日?)には神事として神馬を走らせたり、草競馬などが催されていた。(明治から昭和初期の頃)
戦後になると馬の飼育農家がなくなったため、草競馬などの催しはなくなったという。
馬場跡は現在散歩コースになっており、この時期は桜吹雪の中を歩くことができる。1周だけ歩いてみたけど気持ち良かった。
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