渋川市村上の岩井堂観世音御堂。


岩井堂観世音御堂は延久5年(1073年)に岩井堂城主・山田太郎為村が創建したと伝えられる。その後、観応年間(1350~52年)に藤原季長が再興したという。
天正壬午の乱(1582年)では兵火で堂宇が焼かれ、徳川時代の享保年間(1716~35年)に再建され、大正3年(1914年)の大改修で現在に至っている。


断崖の洞窟を利用して建てられている懸崖造りの御堂。

御堂奥には30体余りの石仏が安置されている(洞窟観音)。


付近の岩山は小野子山の噴火によって溶岩が流出してでき、岩井洞集塊石と呼ばれる。
岩井堂は国道353号に面しており、渋川から吾妻(中之条や草津、四万)方面に行くのによく通る道。でも、だいたい気が付かずに「ビュン」って通り過ぎちゃうんだよね。
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