吾妻町東吾妻町川戸の川戸神社。

川戸神社 (1)
川戸神社は貞治年間(1362~67年)の創建と伝わる。当時は首宮大明神といった。吾妻太郎行盛の首級を祀っているから。明治2年(1869年)に川戸神社となっている。

川戸神社 (2)
川戸神社 (3)
川戸神社 (4)
行盛は里見氏との戦いに敗れ討死しているが、川戸神社に伝わるところによると、行盛の最期は自ら首を切って相手に投げ、その首が2丁あまり先の大木の枝にとどまり霊光を放ったという。それが川戸神社の場所ということ。

川戸神社 (5)
宝物として行盛使用の甲冑や太刀等があったらしいが、慶応2年(1866年)に火災により焼失したという。

敗者や恨みを持って横死したものを手厚く祀るのは、日本の良き風習のひとつである。怨霊封じという意味合いもあるけどね。

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