藤岡市高山の鷲峯山興禅院。



興禅院は文明18年(1486年)二杖必華乗芳禅師の開山。高山社を興した高山長五郎(高山家)の菩提寺である。高山社は「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界遺産に登録された構成資産のひとつである。



高山長五郎の墓。
側面に長五郎の事績、裏面には明治20年(1887年)に連合共進会で追賞されたときの授与賞の文言が刻まれている。

高山長五郎は、文政13年(1830年)現在の藤岡市高山に生まれ、明治17年(1884年)頃に「清温育」を考案し、この伝習のため同年自宅に「養蚕改良高山社」を創立した。
高山社は「清温育」の普及に大きく貢献したが、長五郎自身は明治19年(1886年)に病気により没した。享年56歳。辞世の句は「桑の根に魂(たま)はとゝめて枯にけり」であったという。

興禅院は高山社奥の山腹にあり、そこから高山社がよく見える。長五郎が今でも見守っているということ。
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