高崎市乗附町の群馬県護国神社。

群馬県護国神社は、明治42年(1909年)高崎公園内に建立された英霊殿が始まり。昭和16年(1941年)にその祭祀を継承し、現在地に護国神社が造営された。その際には、多額の浄財が寄せられれとともに、述べ12万人が勤労奉仕により協力した。



厳かに参道を進むと二の鳥居が見えてくる。





社殿は昭和15年(1940年)の建立。銅版茸流造・向拝附で東南に面し、皇居を遥拝するように建てられている。
護国神社の源流は招魂社で、招魂社は戊辰戦争以来、西南戦争、日清・日露戦争、昭和に入ってからの満州事変などの諸事変にて戦死した霊を祭祀するために全国各地に建立され、その数は150社を数えた。
群馬県にも前橋と館林にあったが、昭和14年(1939年)の1県1社制に伴い、高崎に指定護国神社を創建し、前橋と館林は指定外護国神社となった。現在、群馬県護国神社には47,000余柱の英霊が祀られている。
明治維新以来の国難に際し、尊い命を捧げた英霊をお祀りすることは現在を生きる我々の責務である。
関連
「館林市代官町・邑楽護国神社」
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