富岡市七日市の前田家御宝塔。
七日市藩の10代藩主・前田利和(としよし)が初代藩主・利孝の二百回忌にあたり、天保10年(1837年)に建立した元祖廟。現在、御宝塔と呼ばれている宝篋印塔が残されている。
宝篋印塔は高さは4.5m、基礎の幅と奥行は94cmあり、利孝の諡(おくりな)と生年月日・梅鉢の家紋が刻まれている。また、基礎の左側面から裏面・右側面にかけて利孝の実績を後世に伝える銘文が記されている。
元祖廟のあるこの丘は「七日市7号古墳」と呼ばれ、古墳時代後期に築造された直径30mの円墳である。
七日市藩陣屋(現、富岡高校)の西辺の石垣に当たる場所で、蛇宮神社のすぐ西になる。
七日市藩前田家関連
「富岡市七日市・七日市藩陣屋跡」
「富岡市七日市・蛇宮神社」
「七日市藩主の菩提寺・祝融山長学寺」
「前田利家側室・明運尼の墓・道法山永心寺」
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