富岡市一ノ宮の富岡市社会教育館。


富岡市社会教育館は、昭和11年(1934年)「東国敬神道場」として建築された近代和風の建物である。



昭和9年(1932年)に行われた陸軍特別大演習に昭和天皇が行幸され、貫前神社を参拝された。これをきっかけに県民運動が起こり建設の運びとなった。




建設後は群馬県に移管され、県民一般の精神修養の場となった。戦後は「群馬県公民会館」や「群馬県立社会教育館」と改称され、宿泊型の教育施設として県民に利用されてきた。平成17年(2005年)に富岡市に移管されている。
日本の伝統的な建築要素を各所に採用し、和風を強調した見事な建築で、昭和初期の時代背景をうかがい知る貴重な建築物である。

それにしても規模が大きい。長い廊下が趣きを増幅しているように感じた。
平成20年(2008年)には国の登録有形文化財に指定されている。
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