太田市世良田町の世良田山長楽寺の5回目。
長楽寺の勅使門から入ると(実際は閉まっていて入れないけど)蓮池がある。蓮池にかかっているのが渡月橋。
蓮池は承久3年(1221年)の長楽寺創建当時の遺構を残す。別名心字池といい、心の字をかたどっている(らしい)。以前は白、紅の蓮があり、盛夏には池一面に花が咲いたという。
中央にかかる橋が渡月橋。元は木橋であったが、寛政8年(1796年)に石橋に改修されている。
蓮池の北の池は、底が竜宮に通じていて、何か必要なものがあれば品名を紙に書いて投げ込むと、その品物が浮上するといわれていた。ただ返さなければならなかった。
ある時、寺の行事で千畳張りの蚊帳を借りたが、非常に精巧なものだったので惜しんで返さなかったら、以降いくら紙を投げ込んでも池には何も起こらなくなったという。
僧が欲を出してはいけないという教えかな。
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