前橋市粕川町膳の膳城跡。

膳城跡 (1)
室町時代(15世紀中ころ)に築城された膳城。築城者は不明だが、鎌倉幕府の初代問注所執事・三善康信の子孫といわれる膳氏の居城であった。(三善康信や膳氏が築城したという説もある)

膳城跡 (2)
膳城跡 (3)
西と南を兎川に面し、東を兎川支流の童子川に面する棚状丘陵地に造られた紡錘形の城。東西250m、南北500mに広がる。別域一郭の構造を持つ。

膳城跡 (4)
膳城跡 (5)
本丸から二の丸、三の丸にかけての堀跡。

天正8年(1580年)武田勝頼は東上州侵攻の際、平服のまま各地を視察していたところ、膳城から攻撃をしかけられたが、そのまま膳城を攻略したことから、「膳城素肌攻め」といわれている。膳城はこれにより廃城となった。

戦(いくさ)装備をしていない武田軍に負けてしまった河田備前守軍は酒宴中だったというが、河田軍が弱いのか武田軍が強かったのか・・・。両方かな。