太田市細谷町の如意山教王寺。

教王寺 (1)
教王寺 (2)
教王寺は延徳2年(1490年)金山城・横瀬国繁の開基と伝わる。

教王寺 (5)
墓地に残る五輪塔に、正長2年(1429年)の銘がみえることから、それ以前に寺院が形成されていたと考えられている。

教王寺 (3)
梵鐘は江戸時代の思想家・高山彦九郎の祖父・蓮沼伝左衛門貞正が、延享5年(1748年)に寄進したもの。

総高123cm、口径70cmで、下野国佐野天明(佐野市)の鋳物師・恩田甚助、長谷川弥市の両人により鋳造されたものである。

高山彦九郎の思想は、吉田松陰に大きな影響を与えたといわれている。
(「勤皇の先駆者 -高山彦九郎記念館-」参照)

教王寺 (4)
半鐘は総高78cm、口径43cmで、彦九郎の祖母・高山りんが、明和3年(1766年)に没した夫の高山伝左衛門貞正の供養のために寄進したもの。

半鐘には鐘銘末尾に、高山伝左衛門貞正妻と記されており、梵鐘を寄進した蓮沼伝左衛門貞正が、後年家督を弟に譲り母方の姓を名乗っていたことを示す資料でもある。