吾妻郡中之条町大字中之条町の稲荷石稲荷神社(とうけいしいなりじんじゃ)。

稲荷石稲荷神社 (1)
慶長年間(1596~1615年)に祀られたお社に、享保4年(1719年)に伏見稲荷を勧請している。もともと「とうけえ石」(中之条町指定の天然記念物)の所に社があったことら、この名になったとされる。

稲荷石稲荷神社 (2)
稲荷石稲荷神社 (3)
明治42年(1909年)に伊勢宮に合祀され、残された本殿(厨子)をこの地に祀ったもの。

稲荷石稲荷神社 (4)
拝殿前に力石(ちからいし)があった。力石は力試しに用いられる大きな石で、鍛錬と娯楽として江戸時代から明治時代まで、力石を用いた力試しが盛んに行われていた。

稲荷石稲荷神社 (5)
稲荷石稲荷神社の絵馬は長岡稲荷神社を中心に中之条の祇園の賑やかな様子を描いたもので、中之条の祭りの様子を伝える貴重なもの。大きさは縦1.2m、横1.9mで、万延2年(1861年)の銘がある。

しかし部外者には、「とうけいしいなり」とは読めない。