吾妻郡長野原町林の八ッ場ダム広報センター・やんば館。

八ッ場ダムは昭和27年(1952年)の計画発表以来、水没予定の長野原町において頑強な建設反対運動が起きた。住民の方々の苦渋の決断により、ダム建設容認で動き出したが、民主党政権で建設中止、建設再開と振り回されることになった。

地元の方々のご苦労は察するに余りある。

やんば館 (1)
やんば館 (2)
八ッ場ダムのために水没する長野原の方々の半世紀にわたるご苦労とダムの必要性を理解してもらうため、平成11年(1999年)に開館した(by 国土交通省!)。

建屋の横には平成21年(2009年)の政権交代時、TVニュースによく映った湖面2号橋も既に完成形。当時は建設途中で十字架状だった。

やんば館 (3)
一応反対運動のことも書いてあるパネル。

やんば館 (4)
やんば館 (5)
まあ、国交省のプロパガンダ館なので、ダム事業のマイナス面の展示はなし。やたら出てくる「リサイクル」の文字が鼻につく。山林を削って、自然環境を破壊するダム事業で、「環境にやさしい」もあったもんじゃないと思うが・・・。

やんば館があるところは水没予定地。まあ、立派な建屋だこと。でも、外観に似合わず中(展示室)は狭い!!きっと、奥に広いスタッフルームがあるんだろうな、なんて想像しちゃう。だって、役人のやることだもん。

やんば館 (6)
やんば館 (7)
下流側(川原湯温泉あたり)では、別の湖面橋の工事中。

ところで、このやんば館は4月26日をもって閉鎖、4月27日にオープンする道の駅「八ッ場ふるさと館」内へ移転する。

当初は、この建屋ごと移転させるとしていたが、それはあきらめ規模を縮小しての移転となった。建屋ごと移転させるのもムダだけど、この建屋を水没させるのも、またムダである。

やんば館の開館に伴う費用は2億円! 現在までの諸々の費用を考えると・・・。

結論として、やんば館を作ったことも大いなるムダってこと。