藤岡市上落合の七輿山宗永寺。

宗永寺 (1)
宗永寺 (2)
宗永寺 (3)
元和元年(1615年)、中尾宗永の開基と伝わる。羊太夫の菩提寺だという。確かに七輿山古墳のすぐ近くにある。(「藤岡市・七輿山古墳」参照)

中尾宗永はこの地の郷士で、織田信長に仕えたともいう。ふぅ~んと思いながらも、今回宗永寺を訪れた理由は別にあるので、この辺は置いておく。宗永寺に行った理由は、舟形石棺が保存されているから。

宗永寺 (4)
宗永寺 (5)
宗永寺 (6)
宗永寺 (7)
石棺は凝灰岩をくり抜いて造られており、身と蓋の一部が残存している。大きさは、身の外法が全長2.4m、端部幅65~75cm、中央部幅92cm、高さ55~60cm。身の長辺側に径19cm×21cmの楕円形の突起が2個ずつ、計4個が削り出され、全体が舟の形をしている舟形石棺である。

5世紀後半ごろに造られたと推定される。

石棺は昭和8年(1933年)ころには、宗永寺山門の西南約35mの所に存在した天神山古墳の墳頂にあったが 住職や地元古老の伝えによれば、前方後円墳である宗永寺裏東塚古墳に存在したものらしい。

同じように舟形石棺が保存されている高崎・西光寺(保渡田薬師塚古墳)のものと比べると、非常に浅いのが分かる。
(「石棺が剥き出しで保存されてます -保渡田薬師塚古墳-」参照)

こういう形で保存されていると、身近かで見られるという利点はあるが、風化が心配だよね。すぐ近くに藤岡歴史館があるので、そちら(屋内)で保管・展示したらいいのでは?