安中市板鼻の妙法山実相寺。

実相寺 (1)
実相寺は元和3年(1617年)日珠上人の開創。

実相寺 (2)
実相寺 (3)
大正14年(1925年)火災により焼失。翌15年に再建。現在の本堂は昭和62年(1987年)の建立。

実相寺 (4)
高崎藩主・松平康長の娘・露姫の墓。

松平康長は三河国の渥美郡一帯を支配した戸田氏の16代目である。徳川家康の異父妹・松姫と婚姻し、松平姓を賜っている。そのため、戸田松平家と呼ばれる。

元和2年(1616年)に高崎藩5万石へ移封されるが、翌元和3年(1617年)信濃松本藩7万石に加増移封されている。高崎藩主は1年足らず。どうやらこの期間中に露姫は亡くなり、創建されたばかりの実相寺に葬られたか、葬るために実相寺を創建したかといったところか。

露姫に関しては松姫(康長正室)の子と実相寺の案内板にあったが、それ以上のことは分からず。