邑楽郡大泉町城之内の小泉神社。

小泉神社 (1)
小泉神社は元慶7年(883年)に当地の領主・佐貫良綱の次男・築比地良基がこの地を開拓した藤原長良の分霊を勧請し、長良大明神として創建。

延徳元年(1489年)小泉城主・富岡主税介直光により社殿が整備されたが、天正18年(1590年)豊臣秀吉の小田原攻めの際、焼失している。その後、慶長16年(1611年)時の領主・杉山三右衛門が社地と若干の金を寄付し、また住民からの浄財も集まり、現在地に遷座・再建され西邑楽の総社とされた。

明治41年(1908年)、同42年(1909年)、同45年(1912年)に近隣の神社を合祀・合併。明治45年の他社合祀の際、小泉神社と改称している。

小泉神社 (2)
小泉神社 (3)
現在の拝殿は明治7年(1874年)から同10年(1877年)にかけての再建。

小泉神社 (4)
小泉神社 (5)
本殿は幕末の嘉永元年(1848年)から同7年(1854年)までの7年間をかけて造営された。扁額の揮毫は福田赳夫元首相。

小泉神社 (6)
小泉神社 (7)
小泉神社 (8)
小泉神社 (9)
本殿正面左右の向拝柱には、上り龍・雲・波のまつわる透かし彫りが全面に施されている。また、本殿と向拝柱をつなぐ海老虹梁や、四隅の屋根を支える組物も龍などの丸彫りとなっている。

それにしても本殿の彫刻はすごいね! 特に向拝柱や海老虹梁は絶品だ。

小泉神社 (10)
ご神木の大ケヤキ。樹齢300年以上と推定され、目通り4.8mにもなる。延徳元年(1489年)富岡直光が吾妻の山岳からケヤキ数百本を持ってきて広大な庭園を築いた。それらのケヤキは御用材として伐採されてしまったため、その後継として元禄年間(1688~1704年)に植えられたもの。

周りの玉垣は昭和61年(1986年)氏子の方々の浄財により建設されている。