高崎市元町の小見家住宅。

水村園(小見家住宅) (1)
小見家は安政4年(1857年)創業のお茶を扱う老舗で、水村園の店名で現在も営業している。150年の歴史を持つ店の敷地には、江戸末期から明治・大正時代にかけて建造された建造された土蔵とレンガ蔵がある。

高崎城下町時代の名残りの間口9.6m、奥行46mの南北に細長い敷地に、土蔵群が建ち並ぶ。

水村園(小見家住宅) (2)
水村園(小見家住宅) (3)
桁行7間半、梁行2間の規模で、東面は煉瓦造りで防火壁としている。西面は木柱を建てて吹放ちとし、南北棟の桟瓦葺寄棟屋根を架ける。煉瓦造りと木造の混合構造になっている。

水村園(小見家住宅) (4)
敷地の東北隅に建つ桁行4間、梁行2間半規模の木造2階建。
寄棟造り、桟瓦葺建屋で、2階を8畳と4畳半の隠居部屋としている。小見家おける住居構成の変遷を物語る遺構。

非公開の土蔵に保管されている明治14年(1881年)産の茶葉は、日本最古のものとされ、TV番組でも取り上げられたことがある。

残念ながら、旧店舗は残っていないが(国道354号の拡幅工事により取り壊された)、小見家の土蔵群は幕末から昭和初期にかけての、建築形式を伝える貴重な資料となっている。