前橋市柏倉町の阿久沢家住宅。

阿久沢家住宅 (1)
阿久沢家住宅 (4)
17世紀末に建てられた群馬県内最古の農家建築のひとつ。屋根は寄棟、茅葺で、「赤城型民家」と呼ばる平側の一部を切り取り、養蚕のために採光や通気がし易いように工夫されているが、住居部は開口部が少なく、赤城型民家より一時代古い民家の形式を伝えている。

阿久沢家住宅 (2)
阿久沢家住宅 (3)
桁行8間、梁間4.5間と規模としては中規模で、平面的には広間型三間取りなどから当時の農家建築の典型とされる。

阿久沢家は阿部宗任の後裔と伝えられ、室町末期に赤城南麓に住みついたといわれている。江戸時代中期には、名主や組頭をつとめた旧家だとか。

群馬県の農家は、ほとんどこの建物の形式(間取り)が、戦前まで踏襲されていたらしい。