桐生市広沢町の廣澤山大雄院。

大雄院 (1)
大雄院 (2)
天正11年(1583年)由良家家臣で桐生城代であった、藤生紀伊守の開基といわれる。開山は日栄春朔和尚。

山門は寛保3年(1743年)に建立されたもので、三間一戸、八脚楼門、入母屋、銅板葺き、四天王を安置している。上層外壁と軒下が朱色で彩られ、下層部の欄間には極彩色で彩られた精巧な龍の彫刻が施されている。

大雄院 (3)
大雄院 (4)
15段の石段を上り、さらに4段の石段上に平成12年(2000年)再建の本堂がある。非常に立派な本堂である。

大雄院 (5)
大雄院 (6)
本堂の左に周囲100mほどの池(大雄池)があり、その先に三重塔がある。三重塔は平成19年(2007年)建立。池は蓮の葉で覆われており、その中を大きな鯉が優雅に泳いでいた。

開基の藤生紀伊守は、天正元年(1573年)の桐生氏との戦いで由良氏の指揮を執り、勝利を収めている。

桐生城代を務めるくらいの有力者だが、その最期は正月に酔っ払っているところを、門松の陰から弓で射られたことによる。そのため、藤生家では正月に門松を飾らない風習があるという。