吾妻郡草津町の中和工場。

草津中和工場 (5)
草津中和工場 (3)
草津温泉の湯は、酸性泉(酸性低張性高温泉)であり、酸性が強くpHは2.0前後である。これは草津白根山に起因する。(草津白根山湯釜のpHは1.2。)

草津中和工場 (2)
そのため河川(湯川、谷沢川、大沢川)の水も酸性で、下流の吾妻川は魚も棲まない「死の川」と呼ばれていた。

そこで吾妻川の上流にあり、火山の影響で強い酸性となっている湯川などの中和を目的とした吾妻川総合開発事業がスタート、昭和39年(1964年)中和工場が稼動を開始した。

中和のしくみをすっごく簡単に言えば、湯川のpHを常時モニタリングして、必要な量の石灰を投入して中和する。それを24時間、365日続けている。

草津中和工場 (1)

中和工場には、平成16年(2004年)にオープンした「環境体験アミューズメント」が併設されている。中和事業や、事業に関係のある草津谷(草津・旧六合村)の歴史・自然等の紹介施設。

草津中和工場 (4)
湯川のpH測定ができたり、酸性河川の性質を利用した百年石作り体験ができるなど、体験型の方はまだましなのだが、展示関係はあまりにもチープ。もう少し、何とかして欲しい・・・。

中和工場(事業)により、吾妻川流域ではコンクリートが溶ける心配がなくなり、コンクリート製の橋を作れるようになったり、川の水を農業用水として使うことも可能となった。

そしてなにより、吾妻川は魚が棲める川に生まれ変わった。