利根郡川場村天神の歴史民俗資料館。

川場村歴史民俗資料館 (1)
明治43年(1910年)、川場小学校の校舎として建てられ、昭和61年(1986年)移築・改修し、昭和62年に歴史民俗資料館として開館。

川場村歴史民俗資料館 (2)
川場村歴史民俗資料館 (3)
川場村歴史民俗資料館 (4)
1階は村の歴史を年代別に展示。村内の遺跡から出土した縄文・弥生式土器や刀剣、甲冑など。

川場村歴史民俗資料館 (5)
川場村歴史民俗資料館 (6)
直心影流の巻物と皆伝書があった。いち早く竹刀と防具を使用し、打ち込み稽古を導入した流派であり、江戸時代後期には全国に広まった。

第9代・長沼綱郷が沼田藩に仕官したことから、長沼家は代々沼田藩で直心影流を指南した。そのため、巻物や皆伝書が川場村に残っているようだ。

川場村歴史民俗資料館 (7)
2階は「薄幸の女流歌人・江口きち」資料室や民具、農具、教育関係資料を
展示している。

川場村歴史民俗資料館 (8)
川場村歴史民俗資料館 (9)
江口きちは、昭和時代前期の歌人で、貧困のなかで多くの歌を詠んだ。

年老いた父、病気の兄、妹を抱えた苦しい生活の中で、唯一の生きがいは短歌だったという。最期は、昭和13年(1938年)兄とともに(というか兄を道連れに)服毒自殺。享年25歳。白いドレスは自殺時に着ていたもの(実物じゃないけど)。

江口きちの資料を見てたら、ちょっとウルウルしてきて・・・・・。