邑楽郡大泉町寄木戸の不動尊。
宝寿院の境外仏堂である。(「大泉町寄木戸・天徳山宝寿院」参照)
当地には大正院という不動明王や役行者等を信仰・礼拝する山岳信仰の修験道行者・修験僧の住居を兼ねたお寺(草庵)があった。その境内に大正元年(1912年)に建立されたのが不動堂。
平成25年(2013年)に現在地に移転・改築されている。
堂内の不動明王像。
お堂前の線刻不動明王像。建立当時の本尊。「成田山」と刻まれていることから、成田山新勝寺の不動尊の分霊を祀ったと考えられる。
この不動尊にお参りすれば、女性は下の世話を受けず心穏やかに末期が迎えられるという言い伝えがある。このことから「ぽっくり不動尊」として、地元はもとより近隣からの参拝も多いという。
ぽっくり不動の隣にある懐古庵。宝珠院の別院。養蚕農家造りの古民家。平成21年(2009年)に宝珠院に寄贈されている。現在は檀徒の方々の集まりや、地域おこしを目的とした各種イベント、地域コミュニティーの場としても活用されている。
コメント