北群馬郡吉岡町大久保の三津屋古墳。

吉岡・三津屋古墳 (1)
吉岡・三津屋古墳 (2)
この古墳は2段構築からな成る八角墳である。八角墳は7世紀中葉以後の主に天皇陵に採用された形式で、全国でも10例ほどが知られるにすぎない。(だからと言って、ここが天皇陵だ!とういうことではない。)

平成5年(1993年)に発掘調査され、その後復元整備された。その規模は墳丘対角間で約23.8m、残存高約4.5mである。八角形の一辺の大きさは下段で約9m、上段で約6m。7世紀後半の築造と推定される。

吉岡・三津屋古墳 (3)
吉岡・三津屋古墳 (4)
吉岡・三津屋古墳 (5)
石室は破壊されていたが、奥壁石や側壁根石の抜き取り跡か、一部切石を用いた自然石乱石積の横穴式石室であったと思われる。副葬品は盗掘をうけたため残っていなかった。

八角墳は、東日本では山梨県笛吹市(経塚古墳)、東京都多摩市(稲荷塚古墳)、群馬県でしか発見されていない。群馬県では、ここと藤岡市の伊勢塚古墳。
(伊勢塚古墳は、「美麗な石室 -伊勢塚古墳-」参照。)

それにしても、葺石いっぱい張り付けたね(笑)。こうやって固めちゃった方が保存しやすいからかね。