邑楽郡千代田町鍋谷の稲荷神社。

鍋谷稲荷神社 (1)
鍋谷稲荷神社は天保年間(1830~45年)の勧請と伝わる。

鍋谷稲荷神社 (2)
鳥居扁額の揮毫は源俊純。源俊純は幕末から明治初年にかけての岩松家当主(岩松俊純)。明治維新後に新田氏の嫡流争いが由良氏とあったが、俊純が男爵の地位を授かり決着している。なので、鳥居の建立は明治初年かな。

鍋谷稲荷神社 (3)
鍋谷稲荷神社 (4)
社殿前中央にある灯籠。通常は2基1組で置かれている場合が多いが、中央にデンと構えている配置は珍しい。天保6年(1835年)の銘がある。鍋谷稲荷神社の勧請は天保6年なのかもしれない。

鍋谷稲荷神社 (5)
鍋谷稲荷神社 (6)
社殿は平成19年(2007年)の改築。新築並みに新しくなっている様に感じる。社殿前の狐像も平成19年の奉納。

鍋谷稲荷神社 (7)
鍋谷稲荷神社 (8)
境内社の祢々古神社。こちらの社殿(覆屋)も平成19年の改築。祢々古神社とは、あまり聞かない名前だ。

鍋谷稲荷神社 (9)
鍋谷稲荷神社 (10)
境内の富士塚中央には冨士嶽神社。向かって左は小御岳岩長姫命・櫻太刀自神・苔虫神(併記)、右は元祖角行・食行神社。

左側の石碑に書かれている櫻太刀自神は木花開耶姫命のこと。一般的には浅間神社に祀られている。この3神の組合わせは富士山五合目にある冨士山小御嶽神社と同じなので、同神社からの勧請だろう。

ちなみに冨士嶽神社・冨士山小御嶽神社は「冨士」。「富士」の誤字ではないよ。